ドリーム小説

夢を見た。









「おめでとう。」




いつかの夢であっただ。





「お前、何でここにいるんだよ?早く戻らなきゃいけないだろ。」
「分かってるわよ。」
「散々、苦労かけやがって。」
「ごめんなさい。」





こいつ、笑ってやがる。(誠意が伝わらないぞ。)





「お前なぁ・・・」
「最後の一仕事!」
「何の話だよ。」
「あなたに返してあげる。」
「何を。」
「もうすぐ分かるわよ。私、今から“”に会わなくちゃいけないから。」
「ここで、お別れなんだな。」
の中に戻るんだけどね。」
「・・・そうか。」
「隣同士で寝てるわけだから移動が楽だわ。」
「嫌がったっていつまでも隣にいてやるよ。」





少し憎たらしいけど、こいつもの一部だから。






「シリウスの言葉はちゃんと届いてたよ。」
「え?」
「何でもない!じゃあね。」
「あっ、おい!」




あのはいつも突然だ。(風のように現れて風のように消えてった。)























「おめでとう。」
いつかの彼女だ。





「あなたは今までどこに?」
「自分の力で全てを取り戻したのね。」






話を聞かない癖は相変わらずみたいだし、それにやっぱり、こっちを向いてくれない。





「リリーもジェームズもリーマスもピーターも、まさかシリウスまであなたが思い出すなんて思ってもなかったわ。」
「どうして?(あの5人と知り合い?)」
「私はあなたがもっと弱いと思っていた。」
「そんな・・・」
「だから、シリウスだけは思い出さないように厳重に鍵をかけてたはずなのに。」
「え?」
「やっぱりあの人の存在は大きいのよね。」






・・・ひとりで話を進める癖、いい加減直してほしいな。





「とにかく!私とあなたはここでお別れってこと。」
「え!?そんなの・・・いやだよ。」
「ダメダメ。これは決めてたことなの。」
「決めてた?」
「というか、私が戻らないとあなたは完璧にならないからね。」






ちょっとは会話が成り立ったかと思ったら一生のお別れだなんて・・・。






「どこへ行くの?」




振り返った彼女を見て、私は心底びっくりした。



「ここ。」




・・・とても満ち足りた顔をした私がいた。





「それじゃあ全てを思い出そう!」




そう言うと彼女はとても満面の笑みで微笑んで消えてしまった。





















『お前のことは俺が世界で一番幸せにしてやるよ。』
『本当に?!・・・シリウスに出来るのかな?』
『出来る、出来ないの話なんてしても無駄。俺、もう決めてるから。』
『じゃあ、・・・じゃあ約束だよ。』
『おぅ。』





いつかの約束がみんな返って来る。
俺は(私は)こんなに幸せな約束をしていたんだな(ね)。
























「リリー、見てごらん?」
「あら、こんなところにいたのね!」
「ふたりで昼寝なんてパッドフットも可愛いところがあるじゃないか。」
「本当ね。」
「何だか悔しいから僕らもイチャイチャしようか。」
「絶対に嫌よ。」
「そんなぁ!」





僕はただ、リリーとの仲を深めたいと思っただけなのに!




「何かムカつくなぁ。(リリーが鋭い顔でこっちを見た。)(もちろんパッドフットがに決まってるじゃないか!)」





そのとき僕の頭の中に素晴らしい考えが浮かんで。



「リリー!」
「・・・」
「無視しないでよ!の寝顔写真いらないの!?」
「・・・・ほしいわね。」





リリーは何かと葛藤してたみたいだけど、最終的には首を縦に振った。(しかも僕と喋ってくれた!)(もう仲直りだね!)
ポケットの中からカメラを取り出す。(いつだったかリリーが教えてくれたんだ。)
最初はの寝顔を撮ってた僕だけど、(僕が変態なわけじゃなくて後でシリウスに自慢したいだけ!)
途中で少し気が変わった。







「・・・お幸せに。」







フレームに収まった二人。
お互いの肩にもたれあって何だかすごく幸せそうで。(実際、幸せなんだろうな。)







「リリー!やっぱり僕らも仲良くしようよ!」
「今は嫌だわ。」
「そんなぁ!」




こんな日々がずっと続いて行けばいい。
誰かにとってはちっぽけでも僕らにとっては幸せで仕方ないから。


fin...


きっとキラキラ輝いているんだね。


(20080207)



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