|
息が上がって苦しい。あんなに急いできたけれど今更チャーリーにどんな顔して会ったらいいのかわからなくて医務室の前でひとり立ち尽くしている。(ビルにあんなことしといてマヌケすぎる。)ノックをしようと思う。それも何度も。でも、手があと少しのところで止まってしまうのだ。 「?」 「!?・・・マダムポンプリー。」 「ウィーズリーのお見舞い?あなたたち、いつも仲が良いものね。」 「え、あ、」 「もうだいぶ回復したのよ。」 マダムポンプリーはドアを開けてずんずん中へ入って行ってしまった。 「そんなところに立ってないで早くいらっしゃいな。」 意を決して医務室の中に入る。消毒液のにおい。医務室のにおいがする。 「ウィーズリー、がお見舞いにきてくれたわよ。」 ドキドキしながらカーテンが開くのを待っている。私はどんな表情を作れば良いのだろう? 「!?」 カーテンの向こうから出てきたチャーリーは私を信じられないものを見るような目で見やってポカンと口を開けている。正直言ってかなりマヌケだ。 「あら、もう元気なのね。」 「え?あ、あぁ。もう大丈夫です。」 「だったら退院してちょうだい。もいるしちょうど良いわ。」 そう言うとマダムは目にも止まらない早さで私とチャーリーを廊下に追い出した。ふいに訪れたふたりしかいない空間と時間にどうしたらいいのか分からなくて私の頭はパニックを起こしている。真っ白で気の利いた言葉も出ない。(たとえば『大丈夫?』だとかそんな簡単な言葉でさえ。) 「?」 「え!?」 「本当に俺の見舞いに来たのか?」 「ほっほかに誰がいるって、いうのよ!」 「いや、俺もう嫌われたと思ってたから・・・」 あれは確かに私が悪かったんだと思う。チャーリーに何かをされたわけでもないのにキツイ言葉を吐いてしまったのだから。でも、そもそもチャーリーがローズと付き合ったりしなければ私はあんな思いしなくて済んだんだ。考え出すと止まらなくなってしまった。今度こそ素直になろうと思ってきたのに。そう、だってビルは「俺かチャーリーか選べ」なんて言ったけどチャーリーが私を好きかどうかは分からないのだ。結局、私の恋は叶わないのかも知れない。 「嫌いよ。嫌いだったわ。」 「え??」 「・・・・。」 「それでも私はすごく素敵な人の手を放してまでここに来たのよ。」 「ビルと別れたのか!?」 「・・・えぇ。」 どうしてこんなときだけチャーリーは鋭いんだろう。私が苛立ったり意地を張ったりしてる時に天邪鬼な性格になってしまうのも彼は知っている。私はこの後に何を言えばいいんだろう。分からなくてただでさえ重たい唇に更に重さが加わったような気がした。 「俺・・・」 言いかけてやめないでほしい。ただでさえ空気が張り詰めているのに更に緊張してしまう。 「俺、逃げるのはやめるよ。」 「・・・どういう意味よ。」 チャーリーは何が言いたいんだろう。もしかしたら、自分勝手な私に嫌気が差したのかも知れない。私がたくさん嫌なことを言ったから。友達をやめたいと思っているのかも知れない。 「が好きなんだ。付き合ってほしい。」 チャーリーの言葉が信じられなくて私は廊下の真ん中で固まってしまった。授業中の廊下はとても静かで世界中に私とチャーリーのふたりしかいないみたいで。夢の中に居るような気がして仕方ない。 (チャーリー!!!(←)毎回毎回うるさい(?)登場ですいません;; チャーリーがとうとう告白しました。いやー、長かった。この連載も残すところあと1話です。何か終わるとなるとすっごい寂しいんですが。うはー、私も恋したいなぁ。片想いで全然いいのになぁ。。。明日は何故か学校です。昼までとかじゃなく4時ごろまでガッツリ授業です。うわーOrz) (20080509) ←Top Next→ |