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嘘でしょ? 「?」 「・・・え!?」 「俺の話、聞いてただろ?」 「えぇ。」 聞いてた聞いてたわ。だけどでも、まさかチャーリーが私のことを好きだなんてこれっぽっちも思ってなかった。だってチャーリーはローズを彼女にしたし(彼女の恋に協力するためでもそれでも考えられない。)私がビルと付き合ってたっていつも通りだったじゃない。 「返事が欲しいんだけど。」 「・・・・。」 返事?そう、そうよね、告白には返事がつきものだわ。私はチャーリーが好きなのよ。だから返事は勿論OKでいいはずなの。だけど、 「私、ずっと前からチャーリーが好きだったわ。」 「じゃあ「でも、もう叶わないって諦めてビルと付き合ってキスまでしたの。」 「・・・。」 「そんな私でもチャーリーは許してくれる?」 「・・・そんなこと俺は気にしない。ビルとがキスしたことは悔しいけど。」 「チャーリー。」 「え?」 「私、あなたのことが好きよ。」 チャーリーはこんな私でも良いと言ってくれた。ぶつかりもせずに諦めてビルと付き合った私でも許してくれると言った。 「抱きしめてもいいか?」 「・・・もちろん。」 チャーリーはぎこちなく私に近づいてきて私を抱きしめてくれた。 こんな風に、夢が叶うなんて思ってもみなかった。ローズとチャーリーが付き合うと聞いた私は泣き言をビルにぶちまけるばかりで何も行動をしなかったから。おまけにビルはいつだって優しかったからそれにつけこんで手を震わせながら告白してくれた彼の手を取ってしまったし、今度はすぐに約束をやぶるなんて最低なことをして震えてる彼の手を見て見ぬふりまでした。 そんな風にたくさん泣いてたくさん悲観にくれて、自分勝手なことをたくさんしてきたけれど、私は私なりに辛かったんだ。チャーリーとローズと毎日、笑顔で挨拶してチャーリーと腕を組んで歩くローズを羨んで。何もなかったあの頃に戻りたいと何回も過去に思いを馳せたりなんかして。 そんな想いの行き着いた場所がチャーリーの腕の中だなんて、私はなんて幸せなのだろう。 「。」 「何?」 「もう離してやらないから。」 耳の傍で響いたチャーリーの声で幸せを再確認したりして。 ローズのために一肌ぬいだチャーリーとそれを見てビルと付き合った私と。すれ違ってばかりだったね。私は日に日にチャーリーに対して可愛げがなくなっていったし、チャーリーも私と目を合わせなくなった。・・・それがこんな風に想いを通じ合って抱き合ってるだなんて今でも信じられないぐらいなの。 ビル、私はビルをたくさん傷つけてしまったね。ビルのお陰で私、チャーリーたちを見てても笑えたのに。泣き言ばかりの私をたくさんの優しさで包んでくれた。優柔不断な私の背中を笑って押してくれた。ビルにはきっと感謝してもしきれないのだろうけどでも、本当に本当にありがとう。 たくさんの想いを込めて抱きしめる力を強くしたらその力の分だけチャーリーが抱きしめ返してくれた。恥ずかしいから口には出せないけど、私だってチャーリーを離すつもりなんてさらさらない。 fin. 後書き 最後ということでいつもは反転で読めるように後書きを隠してたんですが 今回は隠さずそのまま行きたいと思います。 「後書きなんてどうでもいいよ」 な人はここでウインドウを閉じてやってください。 「読んでもいいかな」 なんて心優しい方はそのままスクロールでお願いいたします。 いやー、とうとうこの連載も終わりを迎えましたね! 10話に2ヶ月もかかってしまいましたが。 1話を更新してから2話を更新するまでがすごく長かったんですねこの話。だからですきっと。 それでは少しこの連載の補足など。 まず、題名の「Balsam」。和名では鳳仙花です。 鳳仙花の花言葉の中に「じれったい」っていうのがあって、 しかもビルから見たさんとチャーリーはじれったいだろうなと思ってこんな題名にしました。 ビル目線とかも書きたかったのですが10話でキリが良いのでこの話はここでおしまいです。 最後にさんとローズが仲直り出来なかったのが残念なんですけどね>< それではここまで読んでくださってありがとうございました。 メールや拍手やBBSなどで感想等いただけるととても嬉しいです。 それでは! アミ (20080511) ←Top |