ドリーム小説



「本当にごめんなさい!」






彼女のことを許してもいいと許したいとさっきまであんなに思っていたのに私は彼女の言葉が信じられなくてまたモヤモヤに襲われている。ローズは私がチャーリーのことを好きなのを知っていた。それは昨日の、彼女が感情的になってしまったあの台詞からも痛いぐらい分かる。なのに何故?ビルが好きだったから?私の気持ちを見て見ぬフリしたの?





「ローズは、私の、気持ちを知っていたのに、」
「悪かったと思ってる。私は、ただ、ビルに意識してほしかっただけなの。」
「そんなのって最低よ。」





泣きながら紡ぐ。私もローズも顔がぐちゃぐちゃでこんなのとてもじゃないけどビルやチャーリーには見せられない。




「最低、最低だわ。」
「うん、うん。」
「わたし、ローズが分からない。」
「ごめんなさい。」
「さっきまで、許したいと、思っていたのに。」
「私、許されることじゃないって、思ってるの」
「だったら、」





何故謝りにきたの?口に出したらもっと彼女を罵倒してしまいそうで。





「今はひとりにして。」
「私はただ、謝って自分が、楽になりたかった、だけかも知れない。」
「そうね。」





彼女の背中を見送ってドアの鍵を厳重にかけた。(今の私はアロモホラぐらいじゃ覗けない。)
 




どれだけの胸が痛い夜を日々を過ごしたのだろう。たくさんたくさん心に鍵をかけて。絶対に出てこられないようにしたあの気持ちも感情も本当は大切だったんだって今更、大事にしていいよなんて言われたところで簡単には行かない。あの日々が意図的に作られたものだったなんて、あの愛が作為的なものだったなんて私はどうすれば本当はどう思ってるのかもう分からない。涙は何故か止まっていた。普段よりも冷静な自分がそこに居て私もチャーリーもローズもビルも客観的に見ると酷く滑稽で笑みがこぼれそうになった。





私は今でもチャーリーのことを思っているのだろうか。・・・もしそうだったとしてビルはあのキスはどうすればいい?私に辛い思いをさせた罰よ。なんて正当化してチャーリーに押し付けてしまえばいいの?





。」






今日はよくドアが叩かれる日だ。私は外に出る気はないし、あの人にあう心の準備も出来ていない。まだ好きだったのかなんて簡単に認めたくないし、認めてあの人に言ってしまったら私はあの人を深く傷つけてしまうことになる。






?部屋にいるんだろ?」





ビルはアロモホラも試してたけど結局開かなかったみたいで、(私が細工したのだから当たり前なのだけれど。)それで諦めてしまえばいいのに懲りずに声をかけてくる。(もし私がここに居なかったらかなりマヌケだ。)






、ドア壊すぞ?アロモホラが使えなくたってレダクトがあるからな。」





どうしてウィーズリー家の男たちはみんな執念深いんだろう。チャーリーもビルもクイディッチを見てればよく分かる。彼らは執念深くてひとつのことに固執するんだ。だからグリフィンドールのみんなは彼らのクイディッチに魅せられるし憧れを抱く。・・・でも、今の私にとったらうざったいものでしかないのだけど。






「レダクト!」




ドアが粉々に壊されてしまった。ドアの向こう側に見えたビルは女子寮対策もバッチリで(滑り台になる階段を見越して箒に乗ってきている。)少しニヒルな笑みを浮かべて私を見つめている。






「レディの寝室に、無断で入るなんて、最低。」
「彼氏にその言い草はないだろ。」
「・・・ごめんなさい。」
「いや、いいよ。・・・ところで、」
「な、に、?」
「そろそろ決断しようぜ。」
「なに、を?」
「俺かチャーリーか。」





ビルもローズもどうして私に時間をくれないのだろう。めまぐるしい。全てが、あの人とあいつとあの子と私。展開が速すぎて何が何だか分からない。ビルは、全てを覚悟して私の目の前に立っているようで何にも臆することなくただ真っ直ぐと私を見つめている。



(物語も終盤戦!← ローズと最終的には仲直りさせたいんですけど、このままじゃ喧嘩したままになっちゃうよぅ!(爆)ビルは全てを覚悟してさんの部屋へやってきました。この連載のビルが好きです。というか、ビルが好きです。←  なので、悪いんですけど個人的には映画のビルにガッカリしてま((ry あと3話程度で終わる予定なので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。)



(20080504)


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