ドリーム小説



「すごかったよねー。」
「まさか2週間であんなひどい喧嘩するなんてね。」






ローズたちといるのがどうしても気まずくて私は最近、もとから仲が良かったラベンターたちとよく一緒にいる。1日の授業を終えて談話室に帰ってきたらラベンダーたちが冒頭の会話をしていた。(私とラベンダーたちは選択している授業が違う。)






「何の話?」
「あっ、。おかえり。」
「実はね、さっき談話室でチャーリーとローズが喧嘩してたの!」
「はぁ?」
「かなり酷かったわよ。」
「ローズったら半泣きで女子寮に入っちゃったもの。」





いつからかローズのことを大切だと思えなくなってしまっていた。どんなに挨拶を交わしたって心の中では疎ましかったし羨ましくて仕方なかった。(そんな自分が大嫌いだった。)それでも体は正直でそれを聞いた私の体は勝手に走り出していて5秒後にはローズの部屋をノックしていた。





「ローズ?入るわよ?」
「やめて!」




ローズの声には嗚咽が混じっていて私は開けるのを躊躇してしまった。





「じゃあ、そこで聞いて。・・・チャーリーと喧嘩したの?」
「・・・・。」
「ねぇ、ローズ。」
「うるっさい!あたしはアンタが大嫌いだった!いつだってチヤホヤされててビル先輩が隣にいてくれたくせに!アンタにあたしの何が分かるのよ!友達面はやめて。あたしはアンタを利用してただけなの。本当はチャーリーが好きなくせに。」





言葉の意味が理解できなかった。確かにわたしの傍にはいつからかビルが居てくれたけど、それがどうしてローズをそんなに怒らせているのか分からなかった。悲しくて悔しくて仕方がない。確かに最近の私はローズを遠ざけていたけれど少なくともそんな風にひどい言葉をぶつけられるほどのことをローズにした記憶がない。





「言いたいことがあったらはっきり言いなさいよ。いい加減にして。痴話喧嘩なんか人目につかないところでやりなさい。良い迷惑だわ。」
?」
「私だってアンタたちのくだらない茶番に付き合うのはもうごめんよ。朝の挨拶だってわざわざしなくていいわ。」
?」
「分かったらとっとと仲直りしなさい。・・・さよなら。」





気がつけば口から出ていた。もう限界だった。思えばこんな風に言葉を荒げて人に突き刺したのは随分と久しぶりだ。ローズには全然関係のないことまでが私のイライラを形成していて私はここぞとばかりに感情を爆発させてしまった。目からたくさん涙が溢れて言いたいことが言えてスッキリしたはずなのに心のモヤモヤはどこまでも晴れなかった。女子寮を飛び出して談話室を横切ってラベンダーたちが何か言っているような気がしたけど、そんなのはどうでも良くて。ただひたすら外に出たかった。





!」



急に腕を掴まれた。それも一番会いたくなかった人に、だ。




「何っ・・・よ!」
、何泣いて・・・」
「るっさい!もうこれ以上、私を巻き込まないで!我慢するのはたくさんよ!」





そう言ってチャーリーの腕をはたいてしまった。あの頃に戻りたい。私がチャーリーに恋心を抱いていなかったあの頃。ローズのことを無条件で大切だと思えていたあの頃。ビルの名前しか聞いたことがなかったあの頃。遠い。今、考えれば尊いものばっかりだ。もう二度と手に入れることが出来ない尊ぶべき時間。“恋心”なんてものはとてつもなく汚くてそれでいて苦しい。そのくせ少しのことで私を満たして時には涙まで流させる。何て厄介なものだろう。私はいつ、どうやって恋心を手に入れたのだろう。こんなもの持って無いままで良かったっていうのに。



(さんとうとう堪忍袋の緒がぷっちーんです。ローズももこの連載至上最強に性格が悪くなってしまったOrz 一応、さんとローズはaikoの「ひまわりになったら」のような親友設定なんですよ 笑)



(20080421)



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