|
「もうすぐ休暇だね。」 ジェームズのひとことでみんなの作業が止まった。(因みにシリウスはソファにうなだれて唸るのをやめたしリーマスはチョコレートをポキポキ折るのをやめたしピーターは魔法薬学の課題をやめた。あ、私は教科書でパタパタ扇ぐのをやめたわ。) 「ジェームズ、急にどうしたんだい?」 「いやね、もうすぐ寮対抗の結果が発表されると思ってさ。」 うわぁ、なんて嬉しそうな顔。 「もうそんな時期かー。めんどくせぇな。」 「あぁ、今までの分を取り返さなくちゃいけないよ。」 「減らすのは楽勝なのに増やすのは難しいんだよなぁ。」 「でもシリウス!増やさなきゃ僕がリリーに嫌われてしまう!」 「あっそう。むしろ嫌われちまえば?」 「君、誰に向かって口利いてるんだい?」 「変態。」 「もう、家に泊めてやらないからな!」 「うっ・・・それは困る。」 「そうだろう、そうだろう。だったら点稼ぎに勤しまなくちゃいけない。」 「お・・・の家に泊めてもらえばいいんじゃね?」 まわりの温度が急に下がった気がした。(この男、今何気にすごいこと口走ったよね。) 「シリウス、それ本気なの?」 「おぅ。、別にいいよな?」 「・・・・・。」 「君さぁ、は女の子なんだよ?」 「それが?」 「はぁ。さすが馬鹿。」 リーマスの言うとおりだと思う。シリウスってば本当の本当に馬鹿だ。そもそも私の家に泊まるだなんてお母さんが許すわけ・・・あるかも知れない。コイツ、外面だけはやたらいいしな。(いや、お母さんがだめならお父さんがいる!) 「シリウス君。あとでいいものをあげるから早く誓いたまえ。」 「いいものって何だよ?」 「それは言えない。さぁどうする?」 シリウスは本当に真剣に悩んでいた。そのオーラがこっちにも伝わってくる。 「よし、じゃあ、誓ってやる。」 「はい、君は点数稼ぎに協力するって言ったね?」 「おぅ。」 「破ったらどうなるか分からないよ?このあいだと開発したグッズを試すかも。」 「てめぇ、俺のいないところで変なもん作ってんじゃねぇよ。」 「大丈夫大丈夫。レモン味のラムネで美味しいんだ。」 「ぷっ・・・」 そのラムネの効力を思い出して噴いてしまった。猫耳と猫のしっぽ!どっちもシリウスには似合わない。似合わなさすぎて笑える。(やばい) 「、何ひとりで笑ってんだよ。気持ちわりぃ。」 「・・・ジェームズ、今すぐコイツにアレ試そう。」 「まぁまぁ。、僕にはそのラムネの効果教えてくれないの?」 僕に教えてから試してもいいんじゃない?なんてリーマスが良い笑顔で言うから少し迷ったけど教えることにした。(ちょっと、その笑顔怖い!) 「あー、効果はね。ズバリ猫耳と猫しっぽよ。」 「シリウスには死ぬほど似合わないな。」 「でしょ?」 いいながら私もリーマスも散々笑っていた。その姿を想像してしまったらしいピーターとジェームズもその中に加わる。 「てめぇら、マジで殺す。」 「まぁまぁ、シリウス。」 いつもの風景 ↓反転で後書き↓ 久々の更新。誰を書いていいかわからなかったので とりあえず親世代ALL(百合嬢除く)で書いてみました。 近々、連載を始めるつもりでいるのでそのためのワンクッションです。 (20080603) |