ドリーム小説




僕のこの馬鹿みたいな心音はきっとこの人には届かないから。







僕の目の前で楽しそうに杖を振るう人。さんは僕の大嫌いなグリフィンドールで。だけどそれでも僕はこの人のことがすごく好きで。そもそも、この人が何でこんなところで杖を振るっているのかというと色変え呪文が出来ない僕を心配してくれてのこと。僕がひとりで練習していたら「色変え呪文なんて懐かしい!」なんて言いながら僕にアドバイスをくれた。




「レギュラスは杖の振り方が少し硬いのよ。もっとリラックスしてみて。」
「わかりました。」




アドバイス通りにふるってみたら、何てことはない。
あっというまに成功してしまった。




「ありがとうございました。」
「やっぱりレギュラスは飲みこみが早いね!」




さんは、まるで自分のことみたいに嬉しそうに僕を褒めてくれる。まわりはみんな兄貴と僕を比べて「それくらい出来て当たり前だ。」なんて調子で僕に冷たい言葉をかけるばかりだけどさんだけは違う。




(やっぱり僕はさんのことが好きだ。)






だけどそれでも僕はこの人が好きだと言ってはいけない。僕はブラック家の次期当主だ。将来を約束した女性もいるし、第一グリフィンドールなんて母親が許してくれるわけない。(僕は少し家が嫌いになった。)(これを伝えたら兄貴は僕を認めてくれるのだろうか。)それに―――――――








「じゃあ私、シリウスとの約束があるから行くね!」












(この人は兄貴の一番大切な人だ。)(それでも彼女のことが好きな僕を嘲笑いたければ嘲笑えばいい。)



↑反転で()内読めます。↓反転で後書き
切ない恋を書きたくて書きたくて。
突発的に出来たのがこれでした。
短いので読んですぐはあんまり実感がないのですが
レギュラスの気持ちをいっぱい考えるうちに涙が出そうになりました。←
彼氏のいるさんを好きになるレギュたん(・・・)
しかもその彼氏は自分が一番劣等感を感じるシリウスです。
(さんはシリウスと同学年。)
何か、自分で書いといて何ですけどそういうのって一番切ない気がします。

ここまで読んでくださってありがとうございました。


(20071221)