ドリーム小説




吐き出してしまえば楽になれるのだろうか。その手で私に触れてよなんて口が裂けても言えないから今こうやってもんもんと している。空はどこまでも青くて、それに泣き出してしまいそうになっても馬鹿馬鹿しいなんて言葉で取り繕って涙を必死で 押し留めて。私はいつからこんなに弱くなってしまったのだろう。彼が私以外の女の子と喋っているだけでイライラが止まら ない。汚い感情だなんて痛いほど分かっているからその瞬間の私を世界は消してくれれば良いのになんてそんなことを思う。





「はぁ。」





」と、彼にそう名前を呼ばれながら求められたい。もしそんな日が来るのなら陽の光なんて一生浴びられなくて良 い。なんて、くだらない感情が私を支配する。本当に本当に彼が居れば他はどうだって良いのだ。その証拠に恋愛なんて馬鹿 馬鹿しくて仕方ないと思っていた私は彼に出会って3日でその考えを改めた。(私にだってプライドがある。)






彼は凄い人だ。何てったってあの男子テニス部のレギュラーなのだから。それに彼はいつも女の子を従えて歩いている。彼が 強制させるんじゃない、彼女たちが付いて行っている。そんな表現がぴったりの風景。(私はそんな風になりたくなかった。) つまりは、私のムシが良すぎたのだ。だから彼は私のことなんて頭の隅っこですら考えてないだろうし年頃の男の子なら必ず やするであろう自慰の対象にもならない。(私はどこまで自分を下げているのだろう。)







その報せが私の耳に飛び込んだのは今朝だった。クラスにはかなり高い確率でいるであろうキャーキャーと騒がしい女の子た ちのグループ。(恥はないのか。)彼女たちが教室の真ん中で声を潜めるわけでもなく言い放ったのだ、「雅治に彼女が出来ち ゃった。」なんて。私はその瞬間から何も考えていたくなくなって1時間目から今まで屋上で現実逃避をしてしまっている。







彼の華奢だけれどそれでも力強い腕は彼女をどうやって抱きしめるのだろう。彼の長いあの指は彼女をどうやって歓ばせるの だろう。普段の彼は彼女をどう呼ぶんだろう。キスのときは?セックスするときは?彼女はそれにどうやって答えるのだろう 。私はこんなときでも泣けないし、こんなことで泣きたくもない。だけどひとつだけワガママを言うなら・・・汚い感情でぐ ちゃぐちゃになった私を神様どうか消してよ。






くだらない思考を止める術
(誰かどうか教えて)




↓反転で後書き↓
最近、欲求不満なのか何なのか本館の方でもこんな小説ばっか書いてます。
(必ず悲恋傾向)
ちなみにこの話の裏設定ではさんかなりの美人で
ブン太→さんなんてことが起こったりしてます 笑(2人は同クラ)
あ、題名の「くだらない思考を止める術」は「術=すべ」って読んで下さい。


(20080325)