ドリーム小説




。」
「何?」
「いや、何でもないナリ。」
「変な雅治。」







いやいやいや。変ってどういうこと?仮にも今日、俺ってば誕生日なんやけど。そこんとこ、このお嬢さんは分かっちょるんじゃろか。(雅治くんも17歳になったんよ?)まぁ、雑誌でクリスマス特集見とる時点でこのお嬢さんアウトじゃ。クリスマスプレゼントの前に買うべきプレゼントがあるじゃろ?あと5ページ戻れば「必見!彼が喜ぶプレゼント100選」なんて、ぴったりの企画が載っとるっちゅーのに。








。」
「もう、何?今あたし、雑誌読むのに忙しいの。」
「俺、部活行くわ。」
「いってらっしゃい。」
「・・・・。」
「何?」
「いってらっしゃいのチューしてくれんの?」
「ないない。頑張ってね。」






全く、冷たいお嬢さんじゃ。誕生日の今日ぐらいチューのひとつやふたつくれたってえぇと思うんじゃけど。(まぁ照れ屋さんやからしゃあないか。)部室のドアもやけに重たく感じるし、とんだ誕生日じゃな。・・・ん?部室の中が静か過ぎる。案の定、誰もおらん。外で練習しとる奴もおらんし。今日、部活ないんかの?(ないんやったらと一緒に今すぐ帰れるな。)











「仁王センパイ誕生日おめでとうございます!」
「仁王くん、来るのが遅いですよ。」
「仁王、たるんどる!」
「真田、今日はまぁいいじゃないか。」
「む、そうだな」
「仁王おめっとさん。」








俺の後からこいつらが入ってきた。(何じゃ、やっぱり部活あるんか。)まぁ、びっくりせんだっつったら嘘になるし、ちょっと嬉しかったけど、今日の今までのこいつらの態度がムカついたから喜んだらん。(特に昼休み俺を見つけた途端、あからさまに逃げた赤毛とハゲ。)








「あんまりびっくりしてないみたいだね。」
「ちぇっ、つまんねー。」
「いや、でも内心かなり嬉しがってると思うんだよねー。」







男子テニス部ではぜったい聞けんはずのの声。(何でここにおるんじゃ。)







「何しとるん?」
「真田の後ろにずっと隠れてたのに気付いてくれなかったから出てきてみた。」
「・・・・・。」
「雅治、誕生日おめでとう。」







いくらサプライズのためじゃって言うても、今までのお嬢さんの態度には俺ちょっとご立腹じゃったんよ?全然こっち見てくれんし、いってらっしゃいのチューはないし。まぁでも、笑顔でプレゼントを差し出してくれとるお嬢さんが可愛いから許しちゃるけど。






「部活終わってからが楽しみじゃな。」
「え?」









最上級コースに御案内

(お礼は後でたっぷりしちゃる。)



「ハピバニオ2008」様提出作品。
素敵な企画に参加させていただきありがとうございました!
そして仁王くん誕生日おめでとう^^^


アミ
(20081204)