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結局、大人にはなれやん。 に白石くんって呼ばれるようになってしもた。まぁ、でも原因は分かりきっとる。俺のよそよそしい態度とあの教室での一件やろな。一回全部が壊れてしまったと思たら、もう何もかもどうでもえぇようになってしもた。せやけど、俺はんこと何とも思っとらんって何回も言い聞かせとらんと無意識のうちに視線がを追いかけてしまう。・・・またや。は俺と目が合うと露骨に困った顔をする。(俺はにそんな顔をさせたいわけやない。) あの雨がすごかった日、下駄箱んとこにおった先輩にも俺にも同じように「好き」って言うたにどうしてもやるせなくなった。俺の気持ちはそんな軽いもんやないし、みたいにいつまでも仲のいい友達ってポジションにおりたいわけでもない。俺の気持ちだけ先走ってしまっとるようで横に並んでくれてへんに変な苛立ちを覚えた。俺はお前んことこんなに好きやのに。って自分本位でしか物事考えられへん自分にイラついてとちょっと距離を開けてみたらコレや。(1週間ぐらいで元に戻るつもりやったのに。) 以外の女の子と話しとっても、正直あんまおもんない。と距離を置き始めて最初に思ったことがコレや。俺がにチョッカイかけんのやめた途端、色んな女の子が話しかけてきたから適当に返事して適当に言葉を選んで返した。が他の女子と話す俺を見てちょっとは嫌やって感じてくれたらえぇなぁ。なんてそんなことも思っとったけど、そんなことは全然なくて寧ろ、忍足とどんどん仲を戻してっとるようやった。(結局、嫌な思いしとるん俺やん。なっさけな。) 意地を張っとるだけやって自分でも分かっとる。俺は、が話しかけてくれたらってそればっかり思っとって自分から動く気が全くない。が壊したんやから修復もにしてほしいんや。なんてのは俺が弱いだけなんか。 が教室から出ていくのを見届けて俺は部活に行く準備を始めた。忍足とは部室での一件があってから顔合わせるのが気まずい。正直言うてアイツがんこと好きなんは見とってめっちゃ分かるし、初めて会った時からなんか気に食わんやつやなとは思っとった。クラブの仲間として団結したりとか全国の為には必要やと思うし、多分アイツえぇやつやからえぇ仲間になれそうな気もするけど今の俺には無理や。俺は結局、そこまで大人とちゃうしな。 教室のドアが何や、めっちゃ重たく感じた。と話せへん一日は、これまでと違って無駄に長い。俺ってほんまに何がしたいんやろ。自分の勝手な行動で好きな子傷つけて。それでも、傷付いてくれるんがちょっと嬉して。(うわ、めっちゃS発言やん。)このクラスでおれるんもあと1ヶ月ぐらいや。それまでに俺はと前みたいに戻れるんやろか。何やすぐには無理な気がする。 「白石、ここんとこ元気ないやん。何かあったんか?」 「俺、元気ないように見えるか?」 「おぅ。」 部室に入ってすぐに話しかけてきたんはユウジで、俺はまわりを確認してから返事を返す。(小春がおったらうるさいからな。)「仲間ってやつはえぇな」ってちょっと思った。俺のちょっとした変化にも気付いてくれたし。(まぁ、俺とが気まずなったんだいぶ前やけどな。) 「幼なじみのちゃんと喧嘩でもしたんか?」 「なっ!?何でお前、のこと知っとんねん!」 「からめっちゃ聞かされとるわ。」 「のせいか。」 「で、何かあったんか?」 「ん?何もないで。明日の1限目リーダー当たんのめんどいなぁって思てさ。」 「そうか。」 俺は嘘をついた。ユウジに話したところで俺との仲が戻るわけちゃうし、万一これが忍足の耳に入ったらこのあいだ部室で啖呵切ったのが阿呆みたいや。 結局俺は、自分のプライドの方が大事なんかも知れん。 (ひっさびさの青春〜でした。次から2年生です。喧嘩したままですが、多分当分はこのままです。2年生前半は謙也くん率が高いんじゃないかなぁと思ってます。後半はまだ決めてません。この話を書くのに青春〜を一から読み返したんですが、果てしなく書き直したくなりました。・・・文才が欲しいんだぜ!← こんなこと言っちゃなんですが早く3年生が書きたいです←) (20090207) Top Next→ |