ドリーム小説



「お前、何やっとんねん。」








今、部室には俺と白石しかおらへん。というのも今、本当は現代文の授業を受けとらなアカン時間やから。俺は屋上にでも行きたかったんやけどいかんせん、今は冬や。12月に屋上で昼寝やなんてどんな酔狂がやんねんってなわけであったかくてなおかつ絶対安全な部室に避難したわけや。したら、俺がソファに横になって(固くて寝心地最悪やけど贅沢言っとれやんしな。)5分ぐらいでそれを邪魔する輩がおって、ドア開けてみたら白石やってびびったっつーわけや。(もう、ほんま長ったらしーわ。)










「何ってサボリやん。今は授業受けたい気分やないねん。」









おーおー、つんつんしてからに。コイツ、俺の方見向きもせずに答えよった。一体何やねんってな。(俺、なんかコイツに嫌われるようなことした覚え無いねんけど。)何や、最近こいつの目こっわいわぁ。めっちゃすっごい顔でこっち睨んでくるし、も原因が検討つかんって困ったような顔して言うとったで。・・・そういや、と言えば











「お前、に何かしたんか?」
「何でそんなこと聞くねん。」









俺は見逃へんかった。の名前出したとき、白石はちょっと肩をびくっとさせて、その後何事もなかったかのように俺に返事を返した。普段は散々、友達から「お前は人の反応を気にしなさすぎ。」って言われるけど今の俺は違う。大体、好きな女の話するときに気を張らん男がどこにおるっちゅーねん。











「アイツが名前で呼んどったやつを苗字に戻すなんて珍しすぎるわ。」
「お前に何が分かるんや。」
「は?」









急に白石の声色が変わった。若干、怒っとるみたいやけど、ここまで聞いといてやっぱりやめるなんて俺には無理や。理由が知りたいし、正直な話、ライバルがひとりでも減れば嬉しい。(コイツがを好きなことなんて見とれば大体分かる。)










「お前、のこと好きなんやろ?ほんならこんなとこで俺にくだらん質問しとらんとといちゃこいとったらえぇやないか。」
「何っやねんその言い方。」
「大体、何か勘違いしとるようやけど俺はこれっぽっちものこと特別視なんてしてへんわ。」
「ほうか。ライバルが減って嬉しい限りやわ。」











白石のヤケに冷静な態度にむかついてむかついてしゃあなかった俺は、そのまま部室を飛び出した。これから先、アイツと上手くやっていく自信なんてあらへん。もしかしたら一生、気まずいままかも知れやんし、何かのきっかけで今以上のチームメイトになれるかも知れん。せやけど、今のこの状況では後者は難しいやろな。










のことは今までどおり俺が守って行ったらえぇし、近くで一緒に馬鹿やっての笑顔が見れればそれでえぇ。あぁ、俺いつからこんな女々しい男になったんやろ。自分でちょっと気持ち悪いわ。あの一緒に帰ったあの日から白石の方を見るたび苦しそうな顔する。白石に何されたんか知らんけど、名前呼びから苗字呼びにしてしもた罪悪感なんか、何なんか知らんけど、俺が声をかけると我に返ったように笑顔を作る。俺は、別にそんな作った笑顔が見たい訳やないし、そんなんやったら泣き顔見せられる方がマシなんや。お前の泣き顔も笑顔も全部、俺が面倒見たるからって、お前が転校してくちょっと前に言うたやろが。(お前があまりにも泣き止まんから。)今のお前に言うたらバカにされそうやけど、俺はあの時から俺の姫さんはお前だけやって今日までしっかり思ってきたし、これからもずっとそう思っていくつもりや。(姫さんとか、ほんま侑士の影響やな。俺には似合わんっつーの。)せやから、俺にはもっと頼ってもらいたいし何でも相談してほしいねん。・・・なんて素直にに伝えられたらどんなにえぇことか。














俺はそのあと屋上でチャイムを聞いてから教室に戻った。白石は自分の席から窓の外をぼーっと眺めて何や、部室で会ったときよりも沈んどるような気がする。・・・あーもう!白石のことは俺には関係あらへん!アイツはアイツ、俺は俺や。妙に煮え切らんくて、ちょっと乱暴に椅子を引いたらがびっくりした様子で俺に話しかけてくれた。俺はそれに冗談を適当に返す。・・・うん、別に何も変わらん、いつも通りの日常や。余計なことは気にせんでえぇ、俺の日常は正常や。



(久々すぎた青春トランジスタ。受験生でもないのに3ヶ月ものあいだ更新ストップ(この連載は4ヶ月も><)でまことに申し訳なかったです><; アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。結果はこれからの更新に反映させていただきます。アンケートの結果とコメントに対するお返事は今週中にアップしますのでしばしお待ちください><!)






(20081111)



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