ドリーム小説



そういえば、ハーゲンダッツ買ってもらってないやん。





テニスコートを出てからかれこれ30分ぐらい彷徨っとる。はほんまに道が分からんみたいでさっきからうーとかあーとか声にならん声を出しては頭を掻き毟っとる。




「道がわっからん!しかもさっきから行くとこ行くとこ鍵されとるし!」





そう、このままではアカン思うたあたしらは職員室に行こうと思って見つけた入り口ひとつひとつから建物の中に入ろうとしたんやけど面白いぐらい全部に鍵がかかっとってほんま笑けてくる状況やった。(実際はもっと深刻やけど。)





「学校の至るところに案内看板立てとけっちゅーねん!」
「確かに。」
「このまま野宿なんてふざけとるんもえぇとこやわ。」
「それは勘弁。早よこんなとこ出たいわ。」



「どうかしたんですか?」



「だいたいさぁ、東京の人間は冷たい奴が多いねんな。」
「ほんま!ここで「どうかしたんですか」なんて言いながらイケメン長身が出てきたらパーフェクトやねんけど。」



「あの〜・・・どうかしたんですか。」


「「合格!」」




とあたしの声が綺麗にハモった。




「大丈夫ですか?」
「大丈夫やないです。あの、校門まで案内してもらえませんか?」
「はぁ、良いですよ。」
「あ、急にまくしたててごめんなさい。あたしいうんです。」
「あたしはです。」
さんとさんですね。俺は鳳長太郎っていいます。」
「「「よろしくお願いします。」」」
「高校生の方ですよね?」
「「はい。」」
「じゃあ、敬語なんか使わなくて良いですよ。俺の方が年下ですから。」




「「えー!?」」





本日、何回目か分からんけどまたもやふたりの声が被った。




「年下やなんて!全然わからん!しかも高等部の敷地におるし。」
「ほんま。っていうか、規格外に背ぇ高いんやね。」
「はい。ハハ・・・。今日は跡部さんに用があったんです。あ、跡部さん知ってますか?」
「知っとる知っとる。あたしらも今日、跡部に用事で来たねん。」
「あ、そうなんですか。奇遇ですね。」
「ほんとに。」
「あ、ここが校門ですよ。」
「ありがとうな。」
「いえいえ。」
「部活、頑張ってな。」
「・・・ありがとうございます!」





そう言うと鳳くんは中等部のほうに向かって走って行った。




「あー。」
「どうしたん?」
「東京も捨てたもんちゃうな。」
「・・・そうやな。」
「それにしても、さっきのの『部活、頑張ってな。』で確実に鳳くんときめいたと思うわぁ。」
「何それ。」
は自分の魅力に気づかなさすぎ。」
「えー、そうかぁ?」
「うん。」
「ま、とりあえず帰りますか。」
「せやな。」




今日は何かめちゃくちゃ長い一日やった。テニスコートではハイエナさんたちにやたら怖い顔されるし、侑士と久々に会うた思たら急にめっちゃ引っぱられるし、ハーゲンダッツは貰い損ねるし、5時すぎに氷帝ついてテニスコートには20分ぐらいしかおらへんかったのに今もう7時前やし。・・・こうやって書いてみるとえぇこと全然あらへんだ。(やっぱめざ○しの占いドベやったんかも。)





。」
「んー?」
「今日はありがとうな。」
「・・・えぇよ。」




まぁそれでも、の満面の笑顔が見れたからえぇかなんて思うけど。



(ってなわけで氷帝編終了。結局、ちょたとしか絡めなかった。Orz 他のメンバーはさんたちが3年になったときの合宿で出したいと思います。 ちなみに次の話では一気に秋か冬まで飛びます。白石君とか謙也くんも出てくるので、また読んでやってください。)


(20080422)



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