ドリーム小説




「あんなアイス250円ってほんまぼったくりやな!」






あたしらは今、1泊2日の嬉し恥ずかし東京旅行(え?何?激しく違う?まぁえぇやんえぇやん。)のために新幹線に乗っとる。車内販売のえぇ感じのお姉さんが横を通りすぎるまでは窓の外を見たり2人で計画を立てたりして楽しかったのにはお姉さんからアイスを買おうとして「250円です。」って言われたんが相当ショックやったらしくて今でもまだご立腹や。





「そんなにカッカしたら楽しくなくなるで。」
「そんなん言うたってまさかあのアイス250円もするなんて思わへんやん!」
「まぁまぁ、抑えて抑えて。」
「そんなんやったら向こうのコンビニで100円アイス買うっちゅーねん。」
「あー!あたしも100円アイスのがえぇわ。」





妙なところで2人の気が合ってちょっと声のボリュームが上がってしまった。そしたらの横に座っとるおっちゃんがご丁寧にも舌打ちしてくれた。(ちょっとカチンと来たわな。)






「〜次は東京東京」





アナウンスが聞こえた。





「ちょ!あとちょっとやで!」
「あー、新しい服買って帰ろっと。」
「そういえば、東京の学校ってどこ行くん?」
「氷帝ってとこ。知っとる?」
「氷帝?」
「うん。」





どっかで聞いたことあるような気がするんやけど、どこやったっけな。





「〜東京東京です。」





アナウンスが響いて新幹線の速度が落ちる。あたしらは急いで荷台のところから荷物を下ろした。





「よっしゃあ!金稼ぎまっせぇ。」
「氷帝ってこっからどのくらいかかるん?」
「うーん、多分15分ぐらいやと思うよ。地図を見る限りでは。」
「そっか。よし、行こ!」







・・・さっきから色んな人があたしらをじろじろ見てくる。多分、この関西弁が珍しいんやと思うけど何もそんなロコツにこっちじろじろ見やんでもいいやん。









「・・・でかっ。」
「おーい、さーん!」





の声で我に返った。・・・っていうか、氷帝ってめっちゃデカイねんな。(四天宝寺の何倍あるんやろー?悲しくなるからあんま深く考えんとくけど。)



「どんな学校やねん・・・。」
「テニスコートどこやっけなぁ。」
「え、まさか知らんの!?」
「1回しか来たことないねん。それも中等部の方やったし。」
「学校までの地図だけやなくて学校の中の地図も用意してもうた方が良かったんちゃう?」
「まぁ、何とかなるさ!よし、行くで!」






・・・案の定、あたしらは広い校内で道に迷った。(今では最初の校門の位置さえ分からへん。)ちょ、ほんまどうすんねん。は結構余裕そうにしとるけど、案外心の中じゃ冷や汗ダラダラっぽいし。(さっきから声裏返りすぎ。)ってか、何でこの学校こんなけ歩いとんのに誰ともすれ違わへんねん!






「神様ーーー!」





がいきなり叫んだから心臓が飛び出るかと思った。




「いきなり何なん!?」
「前からおかっぱが歩いてくる!」
「嘘!?」




前を見てみたら確かに男の人がひとりこっちに歩いてくる。うわー、ほんまにおかっぱやん。





「すんませーーーん!!!」





ちょっ、、声デカい!おかっぱの人めっちゃびっくりしとるやん!しかも、自分のこと指さして「俺?俺?」みたいなんなっとるし。(ちょっとウケました。ごめんなさい。)






「お前ら他校生だろ?」
「男子テニス部ってどこでやっとんの!?」
「うおっ、関西弁!?侑士の知り合いか?」
「そんなんおらへんけど!四天宝寺高校の男テニマネなん!」
「・・・で?そのマネージャーが何の
「今度の合宿の書類持ってきた!部長は?顧問は?っていうかテニスコートは?」





・・・マシンガントークしすぎ。(そんなにアイスが食べたいんか。)






「ちょっ、おかっぱさん困っとるやん。」
「え!?あー、ごめんなぁ。おかっぱ君。・・・で、テニスコートどこ?」
「・・・お前らなー。俺はおかっぱさんでもおかっぱ君でもねぇよ!」
「うん、ごめんごめん。」
「くそくそ!氷帝学園高等部1年の向日岳人だ!」
「四天宝寺高1年、男テニマネの。で、テニスコートどこ?」
「お前はそれしか言えねぇのか。」
「おぉ、ナイスツッコミ。」
「くそくそ!テニスコートはこっちだよ。」





おかっぱさん改め向日君の後に続いて歩く。・・・テニスコート遠いな。





「まだなん?」
「アレだよアレ。」





向日君が指さしてる方を見てみたら何かすごいことになっとった。





「うわー、ここのが凄いハイエナ共・・・。」
、ハイエナ共はないやろ。」
「あ、ごめん。奈々先輩のがうつったわ。」
「そっちの奴もなかなか毒舌だな。」
「そっちの奴やなくて。」
「おぅな。よろしく。」
「うん、よろしく。」





喋りながらどんどんテニスコートに近づいていく。気のせいやないと思うんやけど、あたしらめっちゃ睨まれてるやんな?





「怖っ!」
「大丈夫。はあたしが守るからな!」
「おおきに。」
「跡部ー。四天宝寺の男テニマネだってさ。」
「アーン?四天宝寺が何の用だよ。」
「合宿がどうのこうのって。」
「あぁ、アレか。すまねぇが部室まで来てくれ。」






っていうか、気付いたらおらへんし!ちなみにあたしのおる場所はテニスコートの中のベンチでそこはハイエナのお姉さんたちが憧れてやまない場所。・・・やっぱり視線キッツイわ。(あの男前とふたりで部室に入っていくやなんて度胸ありすぎ。)






「・・・おきざり?」
「っぽいな。」
「あ、向日君おったんや。」
「お前なー、何かすっげぇムカツクんだけど!」
「ごめんごめん。」
「ちぇっ。・・・あ、侑士ー!」





向こうから眼鏡の人が歩いてくる。





「お前の仲間!こいつ大阪の四天宝寺から来たんだってよ。」
「ふーん・・・って!?」
「だれ?」
「めっちゃ酷いやん。俺や俺。忍足さんちの侑士くんや。」
「・・・嘘!?侑士ってあの侑士!?セーラーム
「あーあー!、あめちゃんあげるから俺についてくるんやで。」
「むごむごご。」




向日君があ然としてこっちを見とる。あたしは引きずられるがままにされるしかない。(なんかすごい力なんやもん!)っていうか侑士って多分あの侑士やんな。謙也の従兄弟の。こんなところで会えるやなんてすっごい偶然や。・・・それにしても、引きずる力強すぎ!靴の踵すりへってしまうやん。



(がっくん、べさま、おってぃーに遭遇。がっくんの扱いがやたらと酷いですががっくん大好きなんですよ。←説得力ない。 さんはおってぃーの秘密を色々と握ってます。あ、実は最後の会話は「あめちゃん」っていうのを入れたかっただけだったりします 笑  あと2話ぐらい氷帝編のつもりなのでまたお付き合いいただけると嬉しいです。)



(20080327)



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