ドリーム小説






私が子供たちに物を教えるだなんて何だか夢を見ているようだ。





学生の頃から他人よりもちょっと変わった体質のお陰で苦労してきた。ホグワーツを出てから騎士団に所属していたけれど、それだってハリーのお陰で最近は活動があまりない。内職を何個もやって食をつないでいるような感じだったけど今年の夏、ダンブルドアの計らいでホグワーツの教師なんていうとっても素敵な職をもらえたのだ。





「ルーピン先生。」
「どうぞ。」




外からノックと同時に名前を呼ばれる。入ってきたのはこの学校で間違いなく一番有名なハリーポッター率いる3人組で、彼らを見た私の頬は少し緩んだ。(彼は親友にそっくりだ。)





「いらっしゃい。」
「先生、こんにちは。」
「こんにちは。」




ハリーは本当にジェームズとよく似ている。目の色はリリーだけれどもクイディッチの上手さや癖がなかなか直らない髪型なんかは文句のつけようがないくらいジェームズにそっくりだ。・・・そういえば、もう少しでレイヴンクロー対グリフィンドール戦がある。ハリーは練習をしなくても平気なのだろうか?





「ハリー、君もうすぐレイヴンクロー戦じゃないのかい?」
「え」
「このあいだのハッフルパフ戦もすごかったけど。練習しなくてもいいの?」
「あぁ。練習ならしてます。今度の試合はも出るし。期待しててください!」
がクィディッチしている姿はめちゃくちゃクールですよ!」
「え?」
「先生、はグリフィンドールチームの秘密兵器なんです」
もクィディッチを?」
「はい。たまにしか出てくれないけど抜群のチェイサーなんです。」
「チェイサー・・・。」
「先生、どうしました?」
「いや、何でもないよ。」



。彼女はグリフィンドールの3年生。昔、とても大切に思っていた女の子にすごく似ている。髪の色さえ違えば本当に見間違うくらいよく似ている。クイディッチが上手いところなんて本当に彼女にそっくりだ。



「先生、是非の試合を見るべきですよ!」
はクイディッチをしてる時が最高にカッコイイんだから!」
「実は校内では僕よりもの方が有名なんです。」
「そうなのかい!?」
「はい。だっては・・・」
「「クイディッチの女神だから!」」




5日後に控えているクイディッチがすごく楽しみだ。







まわりの熱気がすごい。それにあのスリザリンが試合を見に来ている。(他のチームになんて興味なさそうなのに。)選手が入場してきてまわりの喧騒はもっと大きくなった。






「さぁ!レイヴンクローとグリフィンドールの選手が入場してきました!おっと!今回の試合にはが出ております!これはグリフィンドールが勝ったも同然だ!」
「ジョーダン!」
「すいません。さぁ、フーチ先生の笛が鳴りました!試合開始です!それにしてもハリーのファイアボルトは今日も素敵ですねー。俺も乗りたいです。おぉっと!がクァッフルをとったー!いっけぇー!・・・がやりましたぁ!さすがはクイディッチの女神と呼ばれた彼女です!これでこの会場にいる男共はまたもやに惚れたことでしょう!」
「ジョーダン!試合はもう動き出しています!」
「すいません。が綺麗だったもんでつい。」




会場には笑いすら起こらなかった。リーの言うとおり、は普段の彼女からは想像も出来ないような速さで空を飛び回っている。すごく楽しそうですごく神秘的だ。




「おっと、ハリーがスニッチを見つけたようです!どんどん下降していく!もクァッフルを片手に軽快に飛んでいます。レイヴンクローのビーターたちも彼女にはブラッジャーを当てることが出来ません!」





はすごい速さでゴールへと突っ込んでいく。キーパーは受け止められずに結局が点を入れた。・・・会場中がの名前を呼ぶ。わたしは急にめまいを覚えた。彼女のクィディッチの仕方は、私のよく知っている女の子にとてもよく似ていた。でも、もし仮にが彼女だったとしてどうして私のことを全く知らないのだろうという疑問が残る。・・・やはりは彼女の親戚か何かで彼女とは別の人なのだろう。




「ハリーがスニッチを取ったぁぁあああ!グリフィンドール、相手の得点を許さず最高のゲーム運びで勝利しましたぁあああ!」



グリフィンドール席がすごい。私たちのときもすごかったけれどこんなに会場が一体感で包まれてるのなんて初めてだ。(あのスリザリンがグリフィンドールに惚れ惚れしている。)



「両チームとも地上に戻りました!はすごい人気です!彼女とハグしている猛者共が羨ましい!フレッドがを担ぎ上げた!ウッドの上にはハリーもいる!」






リーの声でそっちを見やる。喧騒の真ん中にいるは輝いていて、何故だか少し胸が痛かった。




(初めての先生目線。実はさんはかなりのチェイサーです。でも、気まぐれなので気が乗ったときにしか試合に出ません。時間軸で言えば、たちが先生の部屋を訪れた1週間後ぐらいにハリーたちが先生の部屋をたずねて、その5日後にクイディッチってな感じです。///前の話には少し無理があったので修正。)


(20080419→加筆修正20120330)



←Top  Next→