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「やっぱり、私の目に狂いはなかったのね。」 「えぇ、バッチリよ。」 私は今、ハーマイオニーと二人で談話室の隅に座っている。私たちの目の前にはあたたかい紅茶とそれからハーマイオニーのレポート。ハーマイオニーは学年主席だしレポートの出来だって毎回、とても良いのにこうやって私を頼ってくれる。私ははそのことが、嬉しくてとても好きだ。 「ありがとう、。」 「いいのよ。」 「やっと終わったのかい?」 「あら、ロンったら気が利かないのね。チョコのひとつやふたつ献上してくれれば良かったのに。」 頭を使った後は甘いものが良いのよ?私はおどけるように続けた。もちろんロンの顔は真っ赤になっていた。(怒り半分、照れ半分というところだろうか。) 「今、終わったところよ。」 ハーマイオニーが少しニヤリとしながら続ける。ロンは赤い顔を更に真っ赤にさせてハリーのところへと戻って行った。(どうやら、ハリーを味方に付けるつもりらしい。)そんなことしたって無駄なのに。私もニヤリとしてからハーマイオニーへと視線を戻した。 「今年はいつも通りの新学期が迎えられて良かったわねハーマイオニー。」 「えぇ。・・・空飛ぶ車は今頃、暴れ柳と対決してるんだと思うわ。」 ふたりで顔を見合わせてしばらく笑った。私はハーマイオニーがこんなユーモアセンスを身に着けていたなんて、とびっくりした。 「ハーマイオニー?もう終わったんだよね?」 真っ赤な顔をしたロンに引き摺られてきたハリーが遠慮がちに尋ねた。 「もうすっかり片付けたわ。これで明日からの授業もしっかりやれると思う。」 「そう、なら良かった。」 「もハーマイオニーも僕にはどうしてそんな風なんだ!」 ロンがぶつくさ文句を言いながら開いている席に腰を下ろす。ハリーもそれに続いた。 「あら、私もハーマイオニーもそんなつもりはないのよ?」 私はニヤリとしながらハーマイオニーに視線を送る。 「あなたの勘違いじゃないの?」 「ハーマイオニーはがいると毒舌になるみたいだ。」 「あら、それじゃあ私がいないほうが良いみたいね。」 「ちがっ、そういう意味じゃないよ!」 「そんなに慌てなくったって平気よ。私も少しやりすぎた感があるしね。」 笑いながら言う。私はこの3人組が好きだ。ハリーもロンも自分の弟のようだと思っているしハーマイオニーは自分より4つも年下なのにとてもしっかりしていて話していてとても楽しいと思えるから。 「じゃあ、今日はお開きにしましょう。明日から授業もあることだしね。」 「えぇ。、付き合ってくれてありがとう。」 「いいえ。」 3人は席を立ってそれぞれの自室へと消えていった。(ハリーとロンは男子寮へ、ハーマイオニーは女子寮へ。)私はそれを見届けると自分も席を立った。紅茶を片付けるのも忘れずに。 「私もそろそろ寝よう。」 私は女子寮へと続く階段を登っていた。ジェシカはとっくの昔に部屋に上がっていたし、夜も更けていて階段は真っ暗だった。私は階段にある窓のところで立ち止まった。あまりにも星空が綺麗だったからだ。 「私は、」 独り言は最後まで言わずに呑みこんだ。今夜は眠れそうにない。私はすぐに階段を登ることを再開した。ベッドに戻ったあと、カーテンを閉め切って私は天井を見つめた。(案の定、ジェシカは夢の中だった。)まだまだ夏のなごりがあるはずなのに冷えた指先が気持ち悪い。(イギリスが日本よりも寒い国だからかも知れない。)そしてそんなことを考えていても思い返してしまうのは今夜の大広間での出来事だった。 ルーピン先生の嬉しそうな顔がいつまでたっても頭から消えない。自分でも病気じゃないかと思ったほどだ。私の頭の中ではさっきの出来事がずーっと流れている。この感情は一体何なんだろう。私はこの気持の名前を知らない。 (文調を変えてみました。どっちの方が良いですかね?一応、の心理をたくさん入れたいときはこれまでの文調で情景説明をたくさんしたいときは今回みたいな文調にって考えてるんですけどそれだとやっぱり読みにくいですかね?また、意見などくださると嬉しいです。そして、今回は短めでごめんなさい。/////加筆修正第4弾) (20080314→加筆修正20120321) ←Top Next→ |