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「アンタ、多分1番に殺されるタイプだわ。」 上の独白を良い笑顔で言い放ってくれたのは他でもないジェシカ。ジェシカがこの独白を言う原因を作ったのは確かに私だけど何もそこまで言わなくたって良いと思う。 「、アンタさっきの独白、私以外のひとに言っちゃ駄目よ?」 「でも、この人ってハンサムそうじゃない 「いい加減にしなさい。今のイギリスにシリウス・ブラックって聞いただけで震え上がる人間が何人いると思ってんのよ?」 「私、日本人だし」 「ここはイギリスだったわよね?」 「・・・はい。」 ジェシカの良い笑顔なんて大嫌いだ。グリフィンドールの百合なんて呼ばれてるけど本当はぺんぺん草のくせに!確かに私も言った後にまずかったかなって思ったけど、シリウス・ブラックなんて日本じゃ全然騒がれてないんだから仕方ないじゃない!それに『この人、ちゃんとしてれば絶対イケメンだね!』って言っただけなのに。 「分かった、はおじさんが好きなのね?ごめんなさい。理解が足りなくて。」 「だー!!!違うったら!そういう意味じゃない!」 「そう。今回はそういうことにしといてあげるわ。」 「・・・・ありがとう。」 ここでお礼を言わなきゃいけないなんて不本意すぎるけど仕方ない。 「アンタ実はよりどりみどりなんだからそこらへんのにしときなさい。」 「何?」 「何でもない。」 ジェシカが口ごもるなんて何だか珍しい。それにしても・・・あの指名手配の写真ちょっと欲しいな。 「ねぇ?」 「何よ?」 「その写真、譲ってくれない?」 ジェシカの目つきが厳しくなった。 「別に、そんなやましい理由じゃないわよ。ほっ、ほら、私って日本人じゃない?」 「どういう意味よ?」 「うー、あー、つまりは危険意識に欠けてると思うの。この人の顔、日本で全然見てないし。」 「ふーん。まぁ良いわ。それ、あんたにあげる。私におじさん趣味はないもの。」 「やった・・・ってそういうのじゃないって言ってるでしょ。」 「本当にそうなのかしらね?」 ジェシカのにやにや笑いが激しく癪に障る。確かにこの人はおじさんかも知れないけどそういう対象で褒めたわけじゃなくて、単純にかっこいいと思っただけなのだ。 「、いつまで馬車に乗っているつもりだ?」 不意に聞こえた声に私は一瞬で固まった。 「こんばんはパーシー。機嫌は如何?」 「最悪だよ。き み の お か げ で ね。」 「そんなにはっきり発音してくれなくても良かったのにぃ。パーシーったら親切なんだからっ。」 「僕の苦労を増やすのはやめてくれないか?あと、その口調もやめてくれ。気味が悪い。」 「ひどいっ!、泣いちゃう!」 「それ、今度使ったら張っ倒すから。」 ジェシカの超絶笑顔だ。・・・お父さんお母さんごめんなさい。あなたたちの娘はあなたたちが思っていたよりもずっと早くあなたたちと再会してしまいそうです。 「すいませんっした!。そしてパーシーくんもご め ん な さ い。」 「謝るぐらいなら最初からやるなよ。」 お母さーん!黒いよ空気が! 「ウッド!助けて!パーシーが可愛い後輩をいじめる!」 「。」 「何よ?」 「今年のフォーメーションどんな風にした方がいいと思う?お前も一応メンバーなんだからそこは一緒に考えてくれるよな?俺としては、やっぱり今年もハリーのニンバス2000に頼ることにしようかなって思うんだけどさ。いやー、やっぱり乗り手が良いとあぁも違うもんなんだな。あっ、新しい箒はもう見たか?ファイアボルトだよ!俺もあんなのに乗って だめだ。ウッドは今年もクィディッチのことしか考えてない。 「私、お腹すいちゃったなー。」 「ダメだ。君はまだ謝ってないだろ?」 「さっき謝ったじゃない。」 「僕がマグゴナガル先生から色々言われるんだぞ?」 「だけど、さっき謝ったもの。」 「割があわない。『今度、バタービール奢るわね。』ぐらい言ってもらわないと。」 「鬼。」 「何か言ったかな?」 どうして今の私のまわりには黒いのと天然しかいないのだろう。(天然というよりただのクィディッチ馬鹿。) 「君たち、そろそろ大広間に入った方が良いんじゃないかい?」 込み上げてくる笑いを精いっぱい噛み殺すように私たちに近づいてきたのは、随分みずぼらしいローブを着た男の人だった。(いや、たとえ格好が貧しくても私を救ってくれようとしてることに代わりはない。) 「ですよね!えーと・・・」 「リーマス・ルーピン。今年から闇の魔術に対する防衛術の教師をやることになったんだ。」 「すいません、先生。今すぐ中に入ります。」 『先生』って聞いた途端に態度が変わるパーシー。まぁ、いつものことだ。それに私はあの説教から解放された。(おまけにバタービールを奢らなくてよくなった。)これ以上、良いことなんてない。 「じゃあ、先生も是非一緒に!」 吸い込まれそうな夜。空には星がたくさんで、きっと大広間の空もこんな風だろうなんて呑気に考えていた。恋なんてしたことがなかったし、『好き』の定理も『特別』もまだまだ遠くて。こんな風に言えばジェシカはいつもため息をつきながらそれでも「アンタはずっとそのままでいてね。」なんて言葉をくれる。それでいいと思っていたし私にはそれで充分だった。 (先生と遭遇。///////うちのサイトのパーシーってまじで『お前誰やねん』状態ですね。最近までペネロピーの存在を忘れていた管理人が成した技です←) (20080309→加筆修正20120321) ←Top Next→ |