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味のないガムみたいな吐いて捨てるほどの世界で 私を天国から地獄へ堕としてしまえるぐらい衝撃的だったあのニュースを聞いた日から2週間が経った。あの人は相変わらずところかまわず彼女といちゃついていたけれど、私は前ほど胸が痛まなくなっていた。この変化に私の頭はついて行けていない。だって私は未だに彼が好きなはずなのだ。彼に抱かれたあの日の違和感も何もかも、浮かんだ疑念をすべて帳消しにしてしまえるぐらいに。 「あなた優等生ぶってるけど、本当は底意地が悪いのね。」 「自分で自覚した方がいいわ、はアンタと一緒に居てあげてるだけだってね。」 「そんな・・・」 「あんなことしたあとで、よくと一緒に居られるわね。」 嫌な予感がして、私は歩調を速めた。あの子にこれ以上ものを喋らせてはいけない。私はあの人だけでなく親友まで失ってしまう。彼女は何も知らなかったんだ。私とあの人のあいだにあったことも、私の気持ちも。そしてこのまま何も知らなくていい。リリーは何も知らないままあの人に幸せにしてもらえばいい。 「はねぇ・・・・ 「楽しそうな話をしてるのね。」 「!??」 呼ばれた方を見てみれば私と同室である子が3人、見事に揃いに揃っていた。 「何がしたいのか知らないけど、私こんなこと頼んでないわよ。」 「でも、この子があまりにも酷なことするから!」 「気持ちだけで充分よ。リリーは私の大事な人なの。」 「あんなことされたのに。って綺麗事は大嫌いなんじゃなかったの?」 「大嫌いよ。」 「じゃあ、どうして」 「大嫌いなのよ。こんな日常も友達も。気持ちはいつでも追いついてないわ。」 「?」 「なんでもないわ。リリー、行きましょ。」 「え、えぇ。」 あっけにとられた彼女たちを残して私とリリーはその場を後にしたけれど、さっきからちっとも縮まらないのは私とリリーの距離。リリーはさっきの言葉を気にしているのだろうか。だって、さっきの彼女たちの言葉は当たらずも遠からずなのだ。 「ねぇ、。」 「何?」 「その、私と一緒に居るのが嫌なら言ってくれて構わないのよ?」 「そう。そうね。じゃあ、・・・・何も知らないまま私の隣にいてほしいわ。」 「え?」 「私、図書館に本を返してこなくちゃいけないから。」 何も分かってないようなリリーを置き去りにして、私は言葉通り図書館に向かっている。だけどその先に何か目的があるのかって聞かれたところで何も答えられない。私はただ彼女の瞳から逃げたかっただけ。どうして人の瞳というやつは私をこんなに追い詰めるのだろう。 (逃げてしまえばいい) (久々更新!!!設定忘れるところでした。← そしてこれを書いている途中で新連載の案が浮かんできてしまって、地獄でした 笑 統合後、初作品です。実はこの話は2週間以上前から出来ていたのですが移転作業やら何やらで上げられずでした。これからもHoshicz+Fickle=Pathosをよろしくお願いします^^^) ◆引用:チャットモンチー「さよならGoodBye」 ←Top Next→ (20090115) |