ドリーム小説




朝の職員室は相変わらず。がここに来て、俺が何も出来へんまま、4ヶ月。





今日も眠い。最近、朝の布団から抜け出すのが辛い。もうちょっと寝てたいって思ってしもて、いっつもギリギリ遅刻せん時間に起きるのが癖になってしまっとる。こんなんじゃアカンと思いつつ、毎朝、毎朝あったかい布団の誘惑に負けてこの調子や。今日も、業務に支障の出やんギリギリの時間に学校に着いた。





あー、朝から嫌なもんが目に入った。相も変わらず懲りやん白井が朝からに話しかけまくっとる。・・・俺も子供やな。そんなとこ見てイライラするぐらいならこの気持ちをちゃんと伝えてとまたやり直すなりいっそフラれるなりしたらえぇのに。(せやけど、1回別れてしもた俺たちがやり直せる確率って一体どれぐらいなんやろ。)





「財前先生、おはようございます。」
「へ!?・・・あぁ、渡邊先生、おはようございます。」





白井がすごい顔してこっちを睨んでくる。正直言うて、ほんま目もあてられやん。





「ところで、財前先生、2学期いっぱいで離任っていうのは本当なんですか?」





白井は俺とのあいだに割り込もうとが返事せざるをえやん話を振ったんかも知れんけど、その話題は俺にとって衝撃的すぎた。が離任?離任っちゅうことは、前任の先生が戻って来るっちゅうことや。あの先生は今の3年が1年の時からおったし、あいつらの卒業式に出れることはいいことなんかも知れへん。せやけど、そしたらは?離任して、他の学校に行くっちゅうんか?





「本当のとこどうなんかなー思たんで、教えてくださいよ。送別会もしなアカンし。」






空気の読めやん白井の声が俺らのあいだに響いた。俺の目はを見つめたまま。・・・嘘やって言うてくれ。お前はまだまだこの学校の保健医続けるって言うてくれ。何も出来へんかった俺にまだもうちょっと頑張る時間があるってことを示してくれ。俺はのこと・・・






「本当ですよ。」
「あぁ、やっぱりほんまやったんや。残念やなぁ。」
「えぇ。前任の先生が思ってたより早く体調が良くなったらしいんで。」






俺の方を見ていたの目が反らされて、は白井に笑顔を向けながら言葉を紡ぐ。俺は何でかこの時、の顔が作り物みたいに見えた。作り物みたいに完璧な笑顔を浮かべてこっちを全然見ようとせぇへん。ともう1度別れてしもたら、もう2度と会えへんような、そんな気がした。


(2話連続更新の2話目でした!トップページの黒字の部分で分かるかも知れませんが、このお話も残すところあと1話で終わりです!8話からの急展開にびっくりされた方も多いかも知れませんが着々とラストに向かっておりますので、どうか最後までお付き合いいただければ幸いです!)


(20100127)


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