ドリーム小説




このシチュエーションにドキドキすんなって方が無理。







このあいだあった数学の小テスト。真面目に追試受けに来たらツレの中で来てるのは見事に俺だけだ。アイツらは引っ掛からなかったのに俺だけ引っ掛かったなんてマジでかっこ悪ぃ。だいたい、あの小テストの日は本調子じゃ無かったし、アイツが教室にいなかったから気になっちまったんだっつーの!





「あれ?」
「!??」





教室の後ろのドアが開いて顔を覗かせたのは。俺があの日、気にしてたアイツ。(今日も相変わらず綺麗だなぁ。なんて思うわけで。)






「先生は?」
「・・・・。」
「おーい。」
「?!あぁ、先生か。先生ならまだ来てねーよ。」
「そっか。」







いつかふたりっきりになれたらなんて思ってたけど、実際に来るとどうしていいか全然分かんねー。普段、他の女子となら冗談を言い合ったりして楽しくやれんのに、だと息が詰まる。(これが恋のパワーってやつか。って、俺ちょっとクサイかも。)は俺のことなんか眼中にないみたいに長い脚を机の外に思いっきり伸ばして、すげぇだらけた姿勢で自分の席に座っている。(幸運にもの席は俺の斜め前。)










「待たせて悪かったな。」







沈黙を破って入ってきたのは俺らの担任。年は30手前で教師のくせにどこかだらしなくて、でも決めるときにはちゃんと決めてくれるから生徒からの信頼は厚い。先生が手にしていたプリントは2枚しかなくて、あのテストに不合格だったのは俺とだけだったってことが分かる。(は欠席だったから良いとして実力出して落ちた俺って。)








、お前がサボリなんて珍しいな。」
「ま、そういう日もあるんですよ。先生だってたまに我慢しきれなくて教室で煙草吸ってるじゃないですか。」
「バッ、お前それ職員室で言ったら今度の数学の成績1にしてやるからな。」
「言いませんよー。だから、数学5にしといてくださいね。」
「おぅ、まぁ考えてやらなくもない。」
「お願いします。指定校推薦でバシッと大学決めたいんで。」








立海大に進学するなら指定校推薦なんていらないはずだ。ある程度、成績があれば楽に持ち上がりで行けるしの成績なら間違いなくあんまり苦労しなくても進めるはずだから。(ということはつまり、は他校に進もうとしてるってことか。)ちょっとどころじゃなくだいぶショックだ。








の成績なら立海大、余裕だぞ?」
「いやいや、立海大行ってどうするんですか。」
「あそこ結構、いい学校だと思うんだけどねぇ。」
「良いんですよもう。正直言っちゃえばもう今すぐにでも卒業しちゃいたい気分。」
「おぅおぅ、失恋っていうのは罪だねぇ。」







失恋っていう言葉に俺の胸が嫌な音を立てた。俺はアイツに告白してねぇし、もちろんアイツが俺に告白をしたはずも無ぇ。(つまり、アイツは俺以外の誰かに振られてしまった。)







「本当に、そうですね。」







そう言ったは少し触れれば壊れてしまいそうで、俺は柄にもなくという人間をこの世の全てから守ってやりたいなんて、気付いたらそんなことを考えていた。





僕しか知らない君
(だからひとりでないたりしないで)


反転で後書き
短編久々です。そして初ブンちゃん。
悲恋のようで悲恋じゃないです。
テニヌ仁王短編の「くだらない思考を止める術」の続編的なものとして考えていただければ幸い。

近況報告としては、とりあえず1月の主な行事はこなしました!(主に模試)
検定も無事、終わりましたし(落ちるフラグがバンバン立ってますが。)
これから更新ペースをもう少し上げられたらなぁと思います。
4月から受検生なので亀更新になるかも知れないし
それまでに連載達を頑張ります^^^


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(20090125)