ドリーム小説




「行くで。」





夜も更けてきて、明日の予習もしたし準備もしたしで部屋でジュース飲みながらグデグデしとったら蔵ノ介がうちの前に来て部屋の窓にもたれとったあたしのことを呼んだ。




「どこ行くねん。」
「夜の街探検。」
「はぁ?明日学校の登校日なんやけど。」
「自分、今日何があるか忘れたやろ?」
「なに?」
「しし座の流星群。」
「・・・あぁ!」



そういえば今日の朝お天気お姉さんがそんなこと言っとったなぁ・・・。今日は何十年に一度のしし座の流星群が流れる日らしい。




「理解したなら早よ後ろ乗れ。」
「おっけー今すぐ行く!」




鏡の前で軽く身だしなみチェックをしてうだるように暑い外へ飛び出す。夜になっていくらかマシになったとは言えやっぱり夏休み中っていうのは暑い。(やから夏休みがあるんやけど。)





「お待たせ。」
「ほんまにな。」
「そんなん言うたかて蔵ノ介が唐突すぎるんやわ。」
「人のせいにすんなー。」





満天の星空の下でふたり微笑む。ささいなことやけど自分って幸せやなぁって改めて思った。





「ほな、飛ばすで。」
「目指すはあの丘の上やな。」





町のはずれの方にある丘の上は良い具合に広くてしかも芝生で言うことなしの絶好ポイントや。あそこならねっころがっても痛くないし、高いとこやから何にも邪魔されやんと流星群が見れる。




「丘の上かぁ・・・。乗せて登りきれるやろか。」
「蔵ノ介、しばかれたい?」
「いややわぁ。彼氏の可愛い冗談やん。」
「全然、かわいなギャッ」




急に自転車のスピードが上がって反射的に蔵ノ介に掴まるかたちになる。





「役得やなぁ。」
「・・・しばく。」
ちゃんこわー」
「もうえぇわ。」





蔵ノ介の背中を見ながら物思いにふける。柄じゃないけど何十年か先の流星群も一緒に見たいななんて思う。
・・・調子に乗りそうやから言わんけど。





夜王子と月の姫
(それから見た流星群はやっぱりめちゃめちゃ綺麗やった。)



↓反転で後書き↓
誕生日だったということで拍手お礼は白石くんでした!
銀杏BOYZの「夜王子と月の姫」がめちゃめちゃ好きなんです。
だから題名はそこから拝借。
まぁ、何はともあれ白石くんお誕生日おめでとう!



(20080417)


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